嬉しい嬉しい立浪監督の初勝利!
昨日のリベンジを果たす、終盤4点差の逆転劇。
9回終了時には桂以外の内野手を使い切る全力采配は、初戦に続いて「諦めない姿勢」をチームに植え付ける。
岩嵜の故障とロドリゲス・田島の連投によりスクランブル体制となった中継ぎ陣では、「勇気を持って」初登板の橋本・清水をマウンドに送り込み見事に無失点。
見事な采配に選手たちが応え、チーム一丸となって初勝利を掴み取った。
今日だけでなく、3連戦すべてにおいてジャイアンツを上回る四死球での出塁を記録し、コントロールに不安のあるデラロサ投手にプレッシャーをかけ続けた打線は、打てないながらに相手投手にとって嫌らしさを与えていたのだろう。
そして、今日のヒーロー・決勝タイムリーの溝脇。
終盤のチャンスで気持ちが焦り、ボール球に手を出して空振り三振をするのは若手打者の代名詞。
9回岡林・10回高松のチャンスでの空振り三振がまさにその典型例だ。
もう若手とは呼べない溝脇が、ヒーローインタビューで話した言葉に重みがある。
「気持ちが入りすぎず、冷静に球を見て、慌てずにバットを振ろうと思って」
無償で若手は卒業しない。
その分、経験を積んでいるということだ。