143試合あれば追い付けるのなら
2020/10/23 対東京ヤクルトスワローズ
神宮球場での対スワローズ第1戦。
結果は4-3でドラゴンズの勝利。
スワローズが若手中心のメンバーで試合に臨んできたとはいえ、点をとれば点を取られるドラゴンズにとっては厳しいゲーム展開。
この展開ですら終盤に鮮やかな逆転勝ち。強すぎるドラゴンズが、貯金を今シーズン最多の8つに伸ばした。
ジャイアンツの優勝を少しでも遅らせることが、ドラゴンズの順位を1つでも上に押し上げることにつながり、セ・リーグの灯を消さない熱い闘いが続くことにつながる。
■主演選手賞
木下 拓哉 選手
6回に逆転のタイムリーツーベース。
前の打者である遠藤選手が残念な凡退をしていただけに、それを取り返す素晴らしいバッティングを見せてくれた。
守ってもリリーフ陣を率いて中盤以降はスワローズ打線をシャットアウト。投打に渡って素晴らしい活躍を披露した。
■助演選手賞
高橋 周平 選手
初回の先制タイムリーはもちろんのこと、大きかったのは6回表先頭打者としての出塁。センター前ヒットで相手のミスを突き2塁まで進塁。
1つ先の塁を狙う積極的な走塁が、チームに逆転を呼び込んだ。
■助演選手賞
藤嶋 健人 投手
逆転した直後の6回裏に登板し、見事に三者凡退に仕留める。今シーズンの藤嶋投手は好不調の波が激しいだけに、今後も継続的な活躍を見せてもらいたい。
さて、果たしてジャイアンツに何ゲーム差まで詰め寄れば、来シーズンの優勝の芽が出てくるだろうか。
10ゲーム差の2位では、普通なら1位と6位の差でもおかしくはなく、とても来シーズンの優勝が現実的になるとは思えない。
『もし今シーズン143試合あったなら追い付けていた』。最終的にそう思える程度の差に詰めることができれば、未来は明るい。