新たなシーズンの開幕に向けて、中日ドラゴンズ2022年期待Rankingを発表していく企画。
これまで発表済のRankingは以下の通りだ。
■ 2022年 期待Ranking
10位:三好 大倫 選手
9位:
8位:
7位:
6位:
5位:
4位:
3位:
2位:
1位:
今回は「期待Ranking 9位」を発表する。
■期待Ranking 9位
高橋 宏斗 投手
大きな期待を背に、ドラフト1位で入団した高橋投手だが、1年目の昨シーズンはウエスタンリーグでも打ち込まれる試合が多く、1軍デビューを果たすことはできなかった。
ところが、シーズン終了後のフェニックスリーグから結果の伴う投球を連続して披露。シーズン中から、150キロをコンスタントに記録する直球や試合を作るには十分なコントロールで、そのポテンシャル自体は発揮していたが、結果が伴わずに苦しんでいた。シーズン終了後にようやく結果が残り始めた。
スワローズの奥川投手と比較すると、搭載しているエンジンとストレートの威力だけなら高橋投手のが上であろう。但し、勝てる投手として必要な変化球とコントロールは足下にも及ばない。
この冬を越えて、どこまで成長を見せられるか。
来シーズン、理想は開幕からローテを担い、中10日の無理のない登板間隔を継続することだろう。故障の多い梅津投手と共に登板・抹消を繰り返し、2人でローテ1人分を任せてみても面白い。
そうでなくても、シーズン後半戦には主戦場を1軍に移したい。最低ノルマは3勝、怪我なく過ごせば達成の可能性は十分にあるだろう。
来シーズンに向けてドラゴンズ投手陣の伸びしろが100あるとしたら、高橋投手だけで20を占める。高橋投手の成長次第でドラゴンズの順位は大きく変わる。
期待せずにはいられない大器の若者を、それでも全力で控えめにみて、Ranking9位に選出した。