中日ドラゴンズ アカデミー賞

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中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

ドラフト結果は50点


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2021年ドラフト会議、ドラゴンズの指名選手が確定しました。

早速、事前予想と比べながらドラゴンズの思惑を分析し、筆者なりの採点をしてみよう。

 

■事前予想

ドラフト1位:ブライト 健太(上武大学・外野手)

ドラフト2位:石森 大誠(火の国サラマンダーズ・投手)

ドラフト3位:田村 俊介(愛工大名電・野手)

ドラフト4位:山城 響(富士大・内野手

ドラフト5位:竹山 日向(享栄高・投手)

ドラフト6位:中川 勇斗(京都国際・捕手)

育成ドラフト1位:安田 悠馬(愛知大・捕手)

 

■結果

ドラフト1位:ブライト 健太(上武大学・外野手)

ドラフト2位:鵜飼 航丞 (駒澤大学・外野手) 

ドラフト3位:石森 大誠(火の国サラマンダーズ・投手)

ドラフト4位:味谷 大誠 (花咲徳栄高・捕手)

ドラフト5位:星野 真生 (豊橋中央高・内野手

ドラフト6位:福元 悠真 (大阪商業大学・外野手)

 

 

結果として、筆者の予想からは2名(ブライト選手・石森投手)が的中。当たりはしなかったものの、鵜飼選手の指名は想像できていた。また、高卒捕手は指名があると思っていたので、味谷選手の指名も予想の範囲内であった。

逆に全く頭になかったのが、星野選手福元選手。特に星野選手の指名は驚いた。

 

それでは、1位から順に見ていこう。赤字は1人につき100点満点の採点だ。

 

 

■ドラフト1位:80点

 ブライト 健太(上武大学・外野手)

 

意中のブライト選手の単独指名に成功。とはいえ、会議前から重複は考えづらく、想定通りの単独指名となった。

意外だったのは各球団の1位指名。マリーンズ・オリックスなど、補強ポイントに徹した指名を行なっており、超越的な選手が不在だったことが読み取れる。

その意味では、即戦力野手不作の中でも補強ポイントに徹したドラゴンズの指名は、今ドラフトを象徴していると言えるだろう。

 

 

ドラフト2位:30点

 鵜飼 航丞 (駒澤大学・外野手) 

 

近年、即戦力スラッガーの価値が高騰しており、今回も例に漏れず、ブライト・正木(慶應大)・安田(愛知大)の大卒3選手が2位までに指名された。

正直、安田選手の2位指名はサプライズだ。

その後、中村健人トヨタ自動車)選手カープの3位指名だったことを考えると、鵜飼選手もドラゴンズ3位まで残っている確信はなかっただろう。

 

その意味では、即戦力スラッガーを確実に2選手指名したいという、ドラゴンズの強い意志が感じられる指名となった。

 

筆者の採点が低い理由は、ドラゴンズの2位指名時点で佐藤投手(筑波大)山田投手(JR東日本など有力な左腕が多く残っていたことによる。石森投手が3位まで残っていたから良かったものの、石森投手がいなかったらと思うとゾッとする指名であった。

 

 

■ドラフト3位:100点

 石森 大誠(火の国サラマンダーズ・投手)

 

本ドラフト、ドラゴンズ快心の指名となったのは独立リーグの快速左腕・石森投手の3位指名。中継ぎ型左腕というドラゴンズ補強ポイントの中では、今年ナンバー1の投手だろう。

先発型の左腕を含めても、本ドラフト1・2を争う左腕投手と言っても過言ではないと筆者はみている。

 

ドラフト3位までに即戦力左腕が10投手も指名された本ドラフト。2位指名で佐藤投手(筑波大)山田投手(JR東日本をスルーしたことの成否は、ひとえに石森投手の活躍にかかっている。

 

 

ドラフト4位:40点

 味谷 大誠 (花咲徳栄高・捕手)

 

現在、捕手らしい捕手が少ないドラゴンズ。木下・桂・石橋の3選手以外は、捕手で大成する未来が想像しにくい選手たちだ。つまり、Aマルティネス・山下・郡司の守備力では正捕手は厳しく、コンバートが現実的。大野捕手は今や戦力とは考えにくい。

 

しかしながら、3位指名直後の4位で、他の有力高卒捕手野手(田村選手前川選手)を抑えて、捕手を指名したのは驚きだ。

味谷選手は、肩は抜群に強いが、捕手としての構えは美しくない石橋選手よりも守備能力は数段劣りそうだ。それを補える打力や伸び代を備えているのか、筆者には分からない点が多い。

 

 

ドラフト5位:40点

 星野 真生 (豊橋中央高・内野手

 

二遊間は即戦力が必要だと筆者は感じていたが、指名は高卒の星野選手。昨年土田選手を獲得しているため、高卒二遊間の指名は全く想像していなかった。

たしかに2軍では内野手が不足気味なため、理解できなくはないが、4位で田村選手や前川選手を指名し、5位に高卒捕手、6位に高卒二遊間の順番で良かったと感じる。

 

 

■ドラフト6位:10点

 福元 悠真 (大阪商業大学・外野手)

 

本ドラフトの最も意味不明な指名だ。福元選手の実力がどうのこうのではない。1位と2位で獲得した大卒外野手を、さらに6位で指名する必要があったのだろうか?

いや、ポジティブに考えよう。

このような指名がDeNA佐野選手(2016年ドラフト9位)のようなタイプを生む。俊足巧打タイプでないだけ、長打力強化という球団の意志は断固たるものなのだろう。

 

 

さて、全体を統括すると、ドラゴンズの本ドラフトは600点満点中300点。つまり100点満点であれば50点だ。

ただ、ドラフトの成果は最終的には平均点よりも最高点が重要。全員が活躍できなくても、この中から1選手でも2選手でも球界を代表する選手に成長してもらいたい。

今後のドラゴンズを、頼んだぞ。