宮崎フェニックスリーグ
2020/11/12 対楽天ゴールデンイーグルス(2-1勝利)
宮崎フェニックスリーグを3試合終えてドラゴンズは3連敗。まさかの無得点という極度の得点力不足に陥っている。
ウエスタン・リーグでは、渡辺選手・岡林選手が出塁し、根尾選手・石川選手が繋ぎ、石垣選手・石橋選手が返すという破壊力抜群の打線が組めていただけに、そのうち4選手が不在というのは単純に戦力不足なのだろう。
期待の若手選手はいるが少数精鋭なだけに、怪我による離脱のダメージは思いの外大きい。
それでは、今日の試合で注目した選手について、簡単にコメントしよう。
橋本侑樹投手
先発で5回を無失点。
シーズン中と変わらない印象で、球の質は良いがコントロールが悪いという内容。特に右打者のアウトハイに大きく外れるストレートが悪い意味で目立つ。
このコントロールではセットアッパーを頂点とする中継ぎ投手としては起用しづらい。先発で登板し、多少の四球を許容しながら最小失点でまとめていくスタイルのが合っているのだろう。
問題は、ドラゴンズの左腕投手が揃って中継ぎ適正無しという点である。小笠原投手・笠原投手・松葉投手、誰かを中継ぎに持って行かないと来シーズンは後が持たない気がしている。
石川翔投手
6回に1イニングを投げ、被安打2・四球2・失点1の内容。150キロを超える直球と切れ味鋭いスライダーを投じるも、課題のコントロールは相変わらず。
しかし、まずは怪我なく投げていることを喜ぶべき投手であろう。実戦で投げれて初めて、課題も浮き彫りになる。
投げているボール自体は、相手にとって凶器のようなものだ。あとはそれを操れるか。
大成するか輝きを放てないか。未来が見えにくい、零か百かの投手である。
岡林勇希選手
5回のタイムリーヒットを含む2安打。
高卒1年目にして竜のヒットメーカーと化している岡林選手。ボールを芯で捉え、打球を広角に打ち分ける姿は、大島選手を彷彿とさせる。
自身も課題は分かっているだろう。守備と走塁の信頼を勝ち取ることが1軍へ近道だ。
さて、明日からは1軍から根尾選手を含む野手が合流するようだ。山本投手や清水投手も合流するかと思っていたが、どうやら投手はこのままのようだ。
投手も人数が少ないが、明日の先発は佐藤投手だろうか。佐藤投手も、球の質は良いがコントロールが悪いという、橋本投手と同じような特徴を持つ投手だ。こちらももしかしたら先発転向を視野にいれているのかもしれない。