2020/9/29 対阪神タイガース
甲子園球場での対タイガース第1戦。
結果は3-7でドラゴンズの敗戦。
シエラ選手を初めて1軍に昇格させ、外国人野手3人をスタメンに名を連ねる重量打線を組み、今シーズン甲子園での初勝利を目指した今日のドラゴンズ。
それでも、タイガースよりホームランを期待できない打線と感じるのは、外国人3選手の長打力不足というよりも、日本人スラッガーの不在が原因であろう。
ジャイアンツ岡本選手・タイガース大山選手・ベイスターズ佐野選手・カープ鈴木誠也選手・スワローズ村上選手。
他球団の日本人スラッガーが羨ましい。広いナゴヤドームがホーム球場であることは理由の一つだが、決して理由の全てではない。
とは言え、スラッガーは1日にして成らず。
前述した選手たちも、時間をかけて育ってきた選手たちだ。
さて、ドラゴンズはどうするのか。過去の福留選手や和田選手のような完成されたスラッガーを獲得するか。石川昂弥選手のような将来性豊かな選手をじっくり育てるか。
答えは1つではないだろうが、この問題意識は今年のドラフト指名でもクローズアップされるだろう。
優勝を狙うには、まだまだ弱点が多い。どこから弱点を埋めていくのが優勝への最短距離になるのか。
目指すべきチームのカラーをまずは明確に示したい。
■主演選手賞
該当なし
■助演選手賞
大島 洋平 選手
2回の逆転タイムリーを含む3安打の活躍。
タイムリーヒットを放ったボール、高橋投手の2ストライクからのインコース直球を、ドラゴンズの左打者でヒットにできるのは大島選手だけであろう。
京田・アルモンテ選手なら三振、高橋選手でギリギリファール。そのくらい厳しい球を、素晴らしい打撃でセンター前にはじき返した。
勝野 昌慶 投手
4回以降ストライク先行で攻めていけなかったのが悔やまれる。
少し球が荒れるのが特徴の投手だが、打者に向かっていく荒れ方と、打者から逃げていく荒れ方では、結果が大きく異なる。
次回は打たれても良い覚悟で、打者に向かっていく投球を心掛けてもらいたい。
明日は大野投手、明後日はヤリエル投手が登板予定。これでも勝てなかったら、今年の甲子園は諦めよう。