中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

石垣雅海 2軍打率0.368の違和感


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2020/9/6 対東京ヤクルトスワローズ

 

神宮球場での対スワローズ第3戦。

結果は3-10でドラゴンズの敗戦。

 

負け投手となったヤリエル投手にとっては、雨天中断や味方の拙い守備もあり、少し不運な負けとなってしまった。

 

今日は、集中力を切らさなかったスワローズ小川投手と、6回に集中打を放ったスワローズ打線を褒めるべきだろう。

 

それでは、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表しよう。

 

 

■主演選手賞

 該当なし

 

 

■助演選手賞

 該当なし

 

 

ゴールデンラズベリー賞

 ビシエド選手

 

6回裏、同点に追いつかれ、なお一死1・3塁の場面。

捕球していれば併殺も考えられた雄平選手のファースト横へのゴロを、グラブに当てることすらできず。

 

結果、逆転のタイムリーとなりヤリエル投手が崩れる要因に。

 

雨でボールのバウンドが走りやすい状況を、しっかりと頭に入れて守備に就くべきであった。

 

 

 

さて、話を2軍に移そう。

今日のタイガース戦を勝利しこれで5連勝

ウエスタンリーグ首位のソフトバンクに3.0ゲーム差と、1軍と同様に最下位を彷徨っていた7月が嘘のような猛追。

 

投手陣は、序盤先発ローテーションを任されていた福谷・勝野・ヤリエル投手が1軍の主力へと成長し2軍を卒業。同時期に笠原投手が怪我で離脱したこともあり、一時は打ち込まれる試合が目立った。

 

しかし、8月に入り清水・岡野・吉見・山本の4投手を中心に先発陣が安定。中継ぎでは完全に1軍レベルの藤嶋投手佐藤投手が圧倒的な成績で君臨している。

 

一方の野手陣は開幕から好調を維持。

特にお試し昇格が一巡し、石垣・根尾・石川・岡林の4選手が揃った打線は破壊力が凄まじい。

 

石垣選手は昨日時点でウエスタンリーグ断トツの打率0.368を記録。2位のカープ宇草選手が0.288なのだから、その成績の凄さが際立つ。

守備力も向上しており、本職のサードだけでなくショート・セカンドでも安定した守備を披露。どこを守ってもスローイングが安定していることが強みだ。

 

根尾選手は好不調のムラはあるが、ハマった時の爆発力が凄まじく、1試合4安打や1試合2本塁打を記録。スイングが強く長打があるため、投手からしたら嫌な打者になりつつある。

課題は確実性になるのだか、打率0.272はウエスタンリーグ5位とまずまずの数字だ。

 

石川選手は開幕からほぼ4番に座り続けている。

それだけ周囲を納得させるバッティングを見せている証拠だ。本塁打は2本とやや物足りないが、軽く振った右中間へのあたりが楽々フェンスまで到達するシーンが多く、確かな長打力を感じさせる。

 

岡林選手は、休み休みの出場で規定打席に達していないものの、打率は驚きの0.330を記録。

打撃のカタチが安定しており、コンスタントに安打を放つ。底が見えないポテンシャルだ。

 

この4選手の他にも、今日スリーランホームランを放った石橋選手は打率も3割を超えており、1軍から合流した渡辺選手は打率0.370・長打率0.533と無双状態だ。

 

このメンバーに加え、今日からは異次元の打力を持つアリエル選手が合流。しばらくは2軍での出場が続くと思われ、まさに鬼に金棒。

まだまだ若竜たちの勢いは衰えそうにない。

 

シーズンの山場は10月。

首位ソフトバンクとの試合が9試合組まれており、ここで白星を重ねられれば、2011年以来のウエスタンリーグ優勝も夢ではない。

 

 

ところで、2軍の成績は1軍の成績に左右されやすい。

一番良いのは、1軍・2軍ともに強いこと。

次に良いのは、1軍が強くて2軍は弱いこと。

一番悪いのは、1軍・2軍ともに弱いこと。

 

悩ましいのは、1軍が弱くて2軍は強いことである。

 

今シーズン、1軍・2軍ともにこのままの状態で進めば、ドラゴンズは『1軍が弱くて2軍は強い』状態に陥る可能性がある。

 

これを如何に逆の状態、つまり『1軍が強くて2軍は弱い』に変えていけるか。

2軍で活躍する強い選手を、1人でも多く1軍の戦力に加えていけるかは、ドラゴンズ後半戦の課題だ。

 

冷静に考えると、打率0.368の石垣選手が、2軍の規定打席に達していることに違和感がある

常時1軍とまではいかないまでも、2軍にいる期間があまりにも長すぎる。

 

 

シーズン後半戦、2軍の戦力を吸収し1軍のドラゴンズが強い戦いを見せた暁には、ウエスタンリーグの優勝は叶わないかもしれない。

 

だが、このまま首位打者を獲得し2軍で優勝を喜ぶ石垣選手の姿を見るとすれば、それはまた違和感でしかないのである。