結果は0-3でドラゴンズの敗戦。
注目の根尾選手が1番ライトでスタメン出場したが、結果はベイスターズ投手陣相手に完封負け。
ライト以外は一番破壊力のある打線を組んでいるだけに、これで打てなければ諦めるしかない。
今のドラゴンズ打線にこれ以上の破壊力は望めない。
■主演選手賞
該当なし
■助演選手賞
佐藤 優 投手
無死1・2塁のピンチでマウンドに上がるも、ダブルプレーで追加点を与えず、次の7回も危なげなく無失点。
逆転勝利への土台はしっかり築いていた。
さて、プロ初スタメンとなった根尾選手についてだが、首脳陣は起用するからには長い我慢が必要だ。
根尾選手は恐らく器用なタイプの選手ではない。
1軍投手の投球に、小手先の技術でヒットを重ねていくような巧さはない。
今日の試合も、全打席三振でもおかしくない内容であった。
よく比較をされているが、高卒ルーキーながら昨シーズン1軍で充分な活躍を見せたカープ小園選手とは正反対のタイプに見える。
ドラゴンズでいうと、先週まで1軍にいたルーキーの岡林選手や石川昂弥選手よりも、1軍の投手に慣れるまでに時間を要すると思われる。
その一方で、一度慣れてしまえば、安定した活躍を続けられる選手のように思う。
掴んだら離さないタイプだ。
問題は、いつ我慢するかである。
今年か、来年か、再来年か。
どんなに2軍で活躍しても我慢のシーズンは必要だ。
首脳陣は、今回の1軍昇格にどんな意図を持っているのだろうか。
岡林選手や石川昂弥選手と同様に、1軍のレベルを早く経験させる意図なのか。
そうであれば、スタメンと控えの中途半端な起用になり、はっきり言って不器用な根尾選手にはあまり意味がないだろう。
そんなに早く適応できない。
結果が出ないまま2軍に逆戻りだ。
逆に、本気で我慢をする覚悟を持ちスタメン起用し続けるのであれば、それは良い試みだ。
打てなくても左投手でも起用し続け、長い長い辛抱をする。
ライトのレギュラーがいないという意味では、辛抱できるシーズンなのかもしれない。
もちろん、スタメンで起用し続けるのであれば、チャンスがくれば代打を送るのも良い。
1番ではなく下位打線で起用し続けるのも良いかもしれない。
いずれにせよ、1軍昇格がお試しなのか本気なのか。
明日以降の起用で意図が見えてくるはずだ。