2020/7/31 対東京ヤクルトスワローズ
ナゴヤドームでの対スワローズ第1戦。
結果は5-3でドラゴンズの勝利。
『また今日も勝てないのか。もしかして今シーズン1勝も出来ないんじゃ・・』
村上選手に豪快なホームランを浴び3点差となった瞬間、顔面蒼白となったドラゴンズのエース大野雄大の頭には、こんな言葉が浮かんでいたであろう。
投げている球は素晴らしい。
でも点は簡単に取られる。
今日も今シーズンの大野投手“らしさ”全開とも言える序盤の投球内容であった。
身に纏った負のオーラは、投球だけには収まらず。
バントをすればダブルプレー、ピッチャーゴロは手につかず。
泥沼にハマり、もがくエース。
そんなエースを救うため、奮起したのはドラゴンズ打線のクリーンナップ。
見事な逆転勝利を呼び込んだ、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表する。
■主演選手賞
ビシエド選手
諦めない。
2試合連続でビハインドを追い付いた立役者は、昨日に引き続き、4番ビシエド選手だ。
4回には追撃の2点タイムリー。6回には値千金の同点タイムリー。
4番がエースに勝ち投手をプレゼントした。
■助演選手賞
高橋 周平 選手
2安打1打点3出塁2得点
これぞ3番打者という活躍で勝利に貢献。
7回の貴重な追加点をもたらすタイムリーヒットはもちろんのこと、ビシエド選手にチャンスで繋ぐことが得点への近道であることを証明した。
■助演選手賞
阿部 寿樹 選手
6回に逆転のタイムリーツーベースを放ったのは、今日5番に入った阿部選手。
塁に出るよりもランナーを返すバッティングが持ち味なだけに、5番や6番で起用していきたい打者だ。
さて、4回で顔面蒼白となった大野投手だが、味方の力強い援護を受け、終わってみれ9回3失点の完投勝利。
そうだ、これもまた大野投手“らしさ”。
9回でも直球の威力が落ちない凄まじいスタミナ。
良くも悪くも“らしさ”全開で掴んだ今シーズン初勝利。
お立ち台で見せた恥じらいの笑顔は、控えめに言って最高の笑顔だ。