結果は3-4でドラゴンズの敗戦。
最終回までドラゴンズにあった流れを、高松選手のエラーと岡田投手の乱調で手放す。
シーズン中には最も避けたい、「勝てる試合を落とす」という結果になってしまいました。
■主演選手賞
山本 拓実 投手
6月5日:岡野祐一郎4回1失点で開幕ローテ『当確』
昨日:吉見一起4回無失点で開幕ローテ『内定』
本日:山本拓実5回完全投球で開幕ローテ『確実』
スポーツニュースを追って行くと、ドラゴンズ7人目の開幕ローテーション投手が今日決まったことになるだろう。
まぁ少ないよりは良いのだか、、、
冗談はさて置き、各投手の好投が熾烈な争いを巻き起こし、首脳陣にとっては嬉しい悩みを生み出している。
山本投手は今日の最終試験に満点回答。
開幕2戦目から逆算して中6日。日程的にも“本当に”開幕ローテを掴み取ったとみて間違いないだろう。
最後の1つ、開幕第6戦を吉見投手と岡野投手が争うことになりそうだ。
■助演選手賞
京田 陽太 選手
2回まで1人のランナーも許さないベイスターズ先発ピープルズ投手。
中々良い投手だなと思っていたところ、3回の京田選手の好走塁が流れを動かした。
いや、流れを動かしたどころか、ベイスターズの弱点を一気に炙り出した。
まずは、ライトのオースティン選手の守備。
京田選手のライト前ヒットを前にファンブル。
京田選手はすかさず2塁を陥れる好走塁。
次に、ピープルズ投手のフィールディング。
続く加藤選手の打席で内野守備との連携難を露呈。
そして、ピープルズ投手のクイックの下手さ。
続く遠藤選手のタイムリー後、盗塁を気にするあまり球速が極端に落ち、さらには楽々と盗塁を許す始末。
同じセ・リーグとして、練習試合で新戦力の弱点を把握できたのは大きな収穫だ。
オープン戦の時にはカープの新戦力、DJジョンソン投手に対しても同じように弱点を炙り出していたが、この情報は必ず本番に活きてくる。
実際に、オースティン選手の返球モーションの大きさを把握した荒木三塁コーチは、4回の京田選手のライト前ヒットで1塁ランナーの高橋選手を躊躇なく3塁まで走らせている。
昨日はオースティン選手の打撃にやられたが、今日はオースティン選手の守備の隙を突いた。
そんな展開を呼び込んだ京田選手の走塁は素晴らしかった。
岡田 俊哉 投手
今日の試合の継投で分かったのは、開幕守護時は岡田投手で行くということ。
今日試合後の与田監督のコメントで分かったのは、開幕守護時は岡田投手で変えないということ。
それにしても、四球を連発するほどコントロールが悪い投手ではないんだが。
明らかに順調な調整はできていない様子。
筆者の希望はクローザー藤嶋投手。
段々と投球内容が良くなっているだけに、まずはセットアッパーで結果を示し、力で守護時の座を勝ち取ってもらいたい。
さて、明日はついに最後の練習試合。
大島選手の欠場は気になるが、今のところ大きな怪我人は無し。
「ハマのドラゴンキラー」平良投手を打ち崩し、気分良く開幕を迎えよう。