中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズ アカデミー賞

中日ドラゴンズを応援しています。主に試合で感じたことをアカデミー賞風に綴っています。

ベテランの粘りを主力が回収

2021/7/7 対読売ジャイアンツ

 

東京ドームでの対ジャイアンツ第2戦。

結果は1-3でドラゴンズの敗戦。

 

今日の試合で4勝8敗、先発・福谷投手が勝てない投球を続けている。先制点をあげた直後に本塁打を被弾しすぐに同点を許す。これでは中々難しい。

 

2軍に生きの良い若手投手でもいれば、一度2軍で再調整させても良いかもしれない。笠原投手あたりにチャンスを与えても、大きな違和感は感じない。

 

 

それでは、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表しよう。

 

 

■主演選手賞

 該当なし

 

 

■助演選手賞

 福留 孝介 選手

 

第一打席の先制ホームランと、最終打席の粘って勝ち取った四球。スタメンの役割をきっちりと果たす活躍であった。

 

 

ゴールデンラズベリー賞

 高橋 周平 選手

 

チャンスで回ってきた時の期待感の無さが悲しい。

ベテラン福留選手がなんとか作った8回のチャンスを、主力の高橋選手があっさりとダブルプレーで回収し、事実上試合を終わらせた。

 

ピンチバンターが必要だとして

2021/7/6 対読売ジャイアンツ

 

前橋での対ジャイアンツ第1戦。

結果は3-2でドラゴンズの勝利。

 

1週間前と同じく、雨が降る屋外球場での登板となった野投。今日は集中力の高いピッチングを披露し、4回まで無失点投球。

 

しかし、敵は味方の中にいた。

5回にセカンド・溝脇選手痛恨のエラーが飛び出し、逆転を許す。

 

それでも、ここから大野投手がエースらしい粘りのピッチングを披露。5回の無死1・3塁、6回の無死満塁を無失点で凌ぎ切り、チームに逆転勝利をもたらした。

 

 

それでは、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表しよう。

 

 

■主演選手賞

 大野 雄大 投手

 

5回、溝脇選手のエラーに京田選手のフィルダースチョイス。グラウンド上でがっくり肩を落とす姿は、エースらしくなく、その辺は小笠原投手を見習ってほしいところ。

それでも、その後の結果は100点満点。6回に見せた渾身のガッツポーズに、野手が奮起しないはずがない。

 

 

■助演選手賞

 大島 洋平 選手

 

8回に同点のタイムリーヒットを放ち3番打者の役割を果たした。初回にはスリーベースを放ち先制点を踏むなど、ビシエド選手と2人で奮闘している。

 

 

■助演選手賞

 ビシエド 選手

 

8回に決勝のタイムリーを放つ。守備でも好プレーを披露し、存在感は別格だ。

 

 

ゴールデンラズベリー賞

 溝脇 隼人 選手

 

ジャイアンツ・原監督であれば、2打席連続の酷い三振で交代だろう。辛抱強い監督であれば、チャンスでの3打席目の三振で交代だろう。

さすがの与田監督でさえ、3三振後のタイムリーエラーには耐えられなかった。

 

 

さて、R・マルティネス投手が復帰したことで、8回に又吉投手を投入できるのは非常に大きい。

少ないチャンスを活かしながら、この勝ちパターンにどのようにつないでいくか。

 

その意味で、終盤に送りバントできない今日のような試合は辛い。井領選手にしろ京田選手にしろバントが下手すぎる。

ドラゴンズには、貴重なベンチ入りメンバーとしてピンチバンターを2人用意しなければいけないのだろうか。

 

月間アカデミー賞発表(6月編)

 

毎試合の『中日ドラゴンズアカデミー賞』を集計し、月間アカデミー賞を選出するこの企画。今回は6編の発表を行いたい。

 

なお、アカデミー賞選出の基本ルールは以下のように定めている

主演選手賞:2pt

助演選手賞:1pt

ゴールデンラズベリー賞:-1pt

ホールド及びセーブ:0.5pt

 

 

それでは早速、月間アカデミー賞(6月編)の各賞を発表する。

 

 

■月間主演選手賞

 ビシエド 選手・大島 洋平 選手

 

月間主演選手賞は、対象期間に2回の主演選手賞を受賞した2名が受賞

「ドラゴンズのレギュラーは、ビシエド選手と大島選手だけ」。

そんな言葉を裏付けるように、チームが浮上のきっかけをつかめない中、孤軍奮闘する2人。

 

阿部・京田・福田・平田・高橋・外国人。準レギュラー総崩れのドラゴンズが、現在の順位に居るのは当然である。

 

 

■月間助演選手賞

 谷元 圭介 投手・福田 永将 選手・堂上 直倫 選手

 

期間中に3の助演選手賞を獲得した3選手が同時受賞。

意外なのは福田選手の受賞だが、活躍に安定感が無いのがそう思わせる理由だろう。2軍から這い上がってきた堂上選手は、京田選手以上の働きを見せてくれた。三ツ俣選手も含め、現時点の能力にそれほどの差を感じないのが寂しい限りだ(本来は、走力・守備面で京田選手がぶっちぎってもおかしくない)。

 

 

■月間ゴールデンラズベリー賞

 福谷 浩司 投手

 

不名誉な月間ゴールデンラズベリー賞は、2回選出された福谷投手が受賞。

先発ローテーションを守り続けてはいるものの、昨シーズンの福谷投手と比べると残念な投球内容が続いている。6月は序盤の大量失点により、ゲームを壊すシーンも見られた。先発2年目の壁にぶつかってはいるが、復調のきっかけをつかめれば、3年目となる来シーズンは飛躍できる可能性がある。期待したい。

 

 

■月間アカデミー賞

 3位(4pt):4名(勝野投手・桂選手・堂上選手・ビシエド選手)

 

月間アカデミー賞の3位は4名が同時受賞。

野投は勝ち星こそ付かないものの、先発陣では最上位にランクインした。また、桂選手は少ない出場機会の中でも結果を残し、見事3位となった。

 

 

 

 2位(5.5pt):谷元 圭介 投手

 

月間アカデミー賞の2位は谷元投手が受賞。

 

R・マルティネス投手の不在、祖父江投手の不調、又吉投手疲労。6月はドラゴンズ中継ぎ陣にとっても厳しい月となったが、谷元投手の獅子奮迅の活躍でなんとか崩壊を阻止。というか、正確には勝ちパターンの出番さえ乏しい試合展開が続いてしまった。 

 

 

 1位(6pt):大島 洋平 選手

 

月間アカデミー賞の1位は、大島選手が受賞。

 

元々の期待値が高いため選出されづらいことに加え、本塁打が少なく打順的にも「ヒーロー」になりにくい大島選手が、 月間アカデミー賞に輝いていること自体が良くない。

好不調の波を抑えながらコンスタントに打ち続ける姿が目立つたびに、他の野手陣の不甲斐なさを感じる。

 

 

 

6月は、ここまでチームを支えていた先発陣、特に柳投手・小笠原投手の成績が悪かったことがチームの成績に響いた。しかし、先発陣の中で本当に問題なのは、ここまで名前の挙がらないエース・野投だろう。

毎年尻上がりの野投だが、7月に出力があがってきたとして、喜ぶのはドラゴンズファンではなく侍ジャパンのファンになってしまう。

 

悪い流れは自分で止めよ

2021/7/4 対東京ヤクルトスワローズ

結果は3-3で引き分け。

 

今日も初回に先制点を許し、今週続くドラゴンズの悪い流れは簡単には止まらない。

それでも、先発の野投から必死につないだ5人の継投リレー。結果、失点3で持ち堪えたことで、なんとか引き分けに持ち込むことに成功した。

 

 

それでは、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表しよう。

 

 

■主演選手賞

 該当なし

 

 

■助演選手賞

 ビシエド 選手

 

8回に値千金の同点ツーランホームランを放つ。相手チームからしたらマークを集中させているはずだが、それでも結果を残すのは頼もしい限りだ。

 

 

■助演選手賞

 三ツ俣 大樹 選手

 

6回に反撃の狼煙となるソロホームランを放つ。2安打に送りバントも決めるなど、安定した活躍を披露した。

 

 

さて、連敗ストップは来週に持ち越しとなったドラゴンズ。今週0勝のきっかけとなった野投で、この悪い流れは止めるしかない。

雨が降ろうが風が吹こうが、沢村賞投手の実力を見せつけてもらいたい。

 

 

指揮官が植え付ける勝ち癖

2021/7/3 対東京ヤクルトスワローズ

結果は1-5でドラゴンズの敗戦。

 

今週続く悪い流れは、微妙な当たりを堂上選手が弾き与えた先制点に象徴される。

連敗が止まるのは恐らく明日では無いだろう。エースが作った負の連鎖を、止める責任があるのは本人のみ

 

来週火曜日のジャイアンツ戦、偶然にも舞台は屋外球場の前橋。願わくば、また小雨が降る環境で、野投のリベンジ投球を期待したい。それが出来なければ、ドラゴンズの連敗は二桁もあり得る状況だ。

 

それでは、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表しよう。

 

 

■主演選手賞

 該当なし

 

 

■助演選手賞

 該当なし

 

 

さて、ウエスタンリーグでは、ドラゴンズがカープに快勝し、ファンの癒しとなっている。

若手では伊藤選手の猛打賞や石橋選手本塁打土田選手スリーベースなどが目立った。

 

1軍・2軍の入替が極端に少ないだけに、もはや別のチームなのだろう。

ベテランの大野選手・藤井選手を中心にチームに勝ち癖が付いてきており、戦力以上の勝率を得ている印象だ。

 

立浪氏が噂される来期からのドラゴンズの監督だが、ここまで2軍を強くした仁村2軍監督の方が、間違いは少ないのかもしれない。

 

“油断”からの全敗ローテ

2021/7/2 対東京ヤクルトスワローズ

結果は3-9でドラゴンズの敗戦。

 

月が変わろうとも、今週の嫌な流れは止まらない。

火曜日に今シーズンワーストとも言える“油断”による敗戦を喫したドラゴンズ。その主人公・野投が作った負の流れは、福谷投手・柳投手を飲み込み流れ続ける。

今週は、覚悟の全敗ローテ。この負の流れは今シーズン最大のものであろう。

 

 

それでは、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表しよう。

 

 

■主演選手賞

 該当なし

 

 

■助演選手賞

 郡司 裕也 選手

 

波に乗ると厄介なスワローズ先発・高橋投手を4回で引きずり下ろしたのは、代打・郡司選手のタイムリーツーベース。

打撃で実績を残せば、遅かれ早かれ外野手にコンバートとなるだろう。

 

 

ゴールデンラズベリー賞

 山本 拓実 投手

 

ロングリリーフとして結果を残さず試合の敗戦を確定的に。代わりが効くポジションだけに2軍降格の可能性も。

石川翔・清水・山本、同期3投手の出世争いは、混沌としてきている。

 

 

さて、ウエスタンリーグでは渡辺勝選手が2試合連続となる決勝本塁打。しかし、好調な選手を勢いのままに1軍で起用する柔軟性は、今の首脳陣には無いだろう。

 

チャンス広がる両翼レギュラー

2021/6/30 対横浜DeNAベイスターズ

 

結果は4-9でドラゴンズの敗戦。

 

先発の福谷投手が初回に4失点と打ち込まれた時点で、ドラゴンズ打線の火力不足を考えると勝負有り。

悔やむべきは今日の敗戦よりも、勝てる試合を落とした昨日の敗戦であろう。

 

 

それでは、本日の中日ドラゴンズアカデミー賞を発表しよう。

 

 

■主演選手賞

 該当なし

 

 

■助演選手賞

 該当なし

 

 

ゴールデンラズベリー賞

 福谷 浩司 投手

 

早い回での失点が多い今シーズン。昨シーズン圧巻のピッチングを見せた福谷投手でも、2年連続活躍するという壁は高いか。

 

 

さて、ウエスタンリーグでは若竜たちがソフトバンクにサヨナラ勝ち。

投げてはドラフト2位ルーキーの森投手今シーズン1ともいえる内容の5回1失点。打っては、昨シーズンの好調から一転、5月まで不振に苦しんでいた渡辺勝選手サヨナラ本塁打

 

筆者はシーズン前、今シーズン中に両翼の一角は渡辺選手がレギュラーを掴むと予想していたが、ここまでは2軍暮らしが続く。

加藤翔平選手の加入により1軍での出場機会は更に厳しい状況になっているが、渡辺選手の打力・走力におけるレベルは高い。

 

ドングリの背比べが続くドラゴンズの両翼。未来に向けて誰がレギュラーを掴めるか。チャンスは1軍2軍問わず大きく広がっている。